いにしえのじゅもん

昔のゲームにはセーブ機能がありませんでした。
毎回プレイする度に長いパスワードをメモ帳に書き留め、
またやる時にそれを打ち込んでプレイしていました。
セーブ機能が出始めた当初も、
少しの衝撃でセーブデータが消えたりという事も多かったです。

友達から借りたドラクエⅤのソフトを落として
烈火の如く怒られたのもいい思い出です。
幸い、その時はセーブは消えませんでした。

 

僕が最後にパスワードを打ち込んだ記憶は、
スーパーファミコンのロックマンXです。

 

そして最初にパスワードを打ち込んだのは、
忘れもしません。

ゲームボーイの北斗の拳凄絶十番勝負

でした。

対戦格闘ゲームが出来る前の、
対戦型アクションみたいなゲームでした。

ゲームボーイ2台を有線ケーブルで繋いで
対戦することも可能でした。

 

当時小学生だった僕は、お小遣いをちまちま貯め、
近所の中古屋でゲームソフトを買っていました。

 

北斗の拳もその店で中古で買ったのですが、
説明書の後ろの方にパスワードをメモる欄があり、
前の持ち主が使っていたと思われる
パスワードが、下手な字で書いてありました。

 

このゲーム、コンピュータ戦を繰り返すと
キャラがレベルアップしていくシステムでして、
当時カイオウを倒してエンディングを見るのも
おぼつかなかった僕にはパスワードはとてもありがたく、
何度も何度も使っていました。

 

そしてそうしている内に、
パスワードを暗記していたのでした。

 

時は流れ、現代。

友人のゲームボーイを借りて
北斗の拳をやる機会がありました。

 

そしたら覚えてました、パスワード。

30年ぶりに既に成長した
ケンシロウやハンを見ると、少し感慨深かったです。

下にパスワードを書いて起きます。

使わないでしょうけど機会があったら使ってみてください。

 

YQG T0KO
PK8 0PO3