FFシリーズに登場する武器の由来

ファイナルファンタジーシリーズには、
実にいろいろな武器が出てきますよね。
その中でも、あ、これ聞いたことある!という物や、
ファンタジーによく登場するモノもたくさんあります。

今回はそれらの中でも面白いエピソードがあるものを
集めてみました。

いろいろ知ると武器って楽しいです!

目次

    1. エクスカリバー
    2. ラグナロク、グングニル
    3. 村正(ムラマサ)
    4. 与一の弓(よいちのゆみ)
    5. イージスの盾

エクスカリバー

 

数あるファンタジー武器の中でもこれが
一番有名ではないでしょうか。
イギリスの王、アーサー王伝説に登場する剣です。

 

諸説ありますが、石の台座からこの剣を引き抜いた者が
王として認められるとされ、
アーサー王が見事引き抜いたそうです。

この剣に斬れないものは無く、
決して欠ける事もなく、
光り輝いていたとされています。

 

あまり知られていませんが、
エクスカリバーの本当の価値はその剣ではなく、
鞘の方にあったとも言われています。

なんとその鞘は、持つ者を不老不死にしたとか、
どんな傷も癒したなどと言われています。

 

 

ラグナロク、グングニル

 

シリーズを通して最強武器になっている事も多い
ラグナロクですが、由来は武器ではなく言葉です。

 

オーディンを主神とする北欧神話の
最終戦争の日を指す言葉です。

「神々の黄昏」や、「神々の運命」とも訳されます。
なんだかカッコいいですね。

 

オーディンは召喚獣としてもよく出て来ますね。
こちらもシリーズに出てくるグングニルは、
オーディンが使っている槍です。

はて、オーディンは槍で「斬鉄剣」をしているのでしょうか…?

 

 

村正(ムラマサ)

 

妖刀として有名な刀、村正。

村正という名前は刀の名前でもありますが、
それを打った刀匠の名前でもあります。

 

将軍・徳川家康の祖父、父はそれぞれの家来に
殺されてしまいますが、
その時に使われた刀が両方とも
村正だったとされ、
さらに家康の息子が切腹を命じられた時、
介錯に使われたのも村正だったと言います。

 

家康本人も村正の短刀と槍で二度
怪我をしています。

家康は自分の家臣に
村正の所持を禁ずる令を出しました。

こちらもFFシリーズに最強の刀として
よく出てくる正宗(マサムネ)と対比する話が
落語の中に出てきます。

 

『川の中に両方の刀を立てると、

正宗は流れてきた笹の葉が避けて通ったが

村正は笹の方から切られに行った』

 

ただ、当時村正は名刀として多くの武士が使っていたため、
徳川に祟ったのは偶然とも言われたり、
そもそも家康は村正を禁止せず所持していた
とも言われています。

 

 

 

与一の弓(よいちのゆみ)

 

平安時代の武将、那須与一(なすのよいち)の弓です。

与一は弓の名手として有名で、
飛ぶ鳥を狙えば3回に2回は射落としたそうです。

 

一番有名なエピソードは戦の中、
敵が船の上に立てた扇の的を射落とした事ですね。

 

この時の的までの距離は70メートル程だったと推定されています。
現代の弓道の的までの距離が28メートルで、
当時は今ほど弓の性能が良くなかった事と
的が揺れる船の上だった事、
さらに外せば切腹もののプレッシャーの中、
一発で当てたのはすごいですね。

 

 

イージスの盾

 

FF5でザコ敵から低確率で盗めるため、
何度も何度も挑戦してくじけかけた思い出がある盾。

 

もともとはギリシャ神話から来ています。

ギリシャ神話の主神・ゼウスが使っていたとも、
娘の女神アテナに授けたとも言われています。

持つ者をあらゆる災いから守る最高の盾、
もしくは肩当てとされています。

 

また、見た者を石にしてしまう魔物、
メデューサを退治する時、英雄ペルセウスが使っていたともされています。

そのためシリーズによってはイージスの盾は石化耐性が付いている事もあります。

 

また、最近ニュースでよく見かける「イージス艦」も、
敵からの攻撃に対抗する盾、という由来でつけられています。